岩手県 岩泉高校 | 地元の町のジオラマ使った防災教室 子どもたちと危険箇所探る | 善きことをした高校生達 - 日本の学校

善きことをした高校生達

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地元の町のジオラマ使った防災教室 子どもたちと危険箇所探る

岩手県 岩泉高校 1、2年生のみなさん

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岩手県立岩泉高校では課題探究型学修《KIZUKIプロジェクト》を推進。テーマの一つ「防災」では、岩手県の復興教育推進事業の一環として、2024年から地元の小学校と連携した「ジオラマ防災教室」を展開している。災害が発生する危険が起きた際、児童が自分の命を自分で守り、小学生の段階から地域の防災・減災を考えられるよう、自分たちの町への理解を深め、防災・減災に役立つことを目的に企画された。

講師を務めるのは同校の生徒たち。2025年度は9月22日に実施。1、2年生12人が岩泉町立小本小学校を訪れ、4、5、6年生の児童24人にジオラマを使った防災授業を行った。

同地域は東日本大震災の津波や大雨の被害を受けており、児童たちも真剣。

授業ではまず、地震や津波が起きた際の正しい行動など、身近な防災についてクイズ形式で考えながら、児童と一緒に段ボールで作った小本地域のジオラマを組み立てた。

生徒たちは、完成したジオラマをもとに、児童に町の特徴や高低差などを確認してもらい、津波や大雨で浸水被害や土砂災害が起きそうな危険箇所に印をつけた。

続いて、津波や洪水が起きた時はどこに避難すればいいのか、避難経路は、逃げた場所は安全なのかも確認。最後に、なぜその避難経路を考えたのかを、児童と一緒に発表した。

児童たちは、「危険な場所って意外に多い」と発見があった様子で「今日の授業を生かしたい」と話す。

講師役の生徒は「子どもたちが関心を持って取り組んでくれた」「災害時に、冷静に考え、判断して行動出来るようになってほしい」と述べ、今後も防災教室を続けていきたいと力を込めた。
(2025年10月掲載)

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